健康づくり施策に積極的に取り組んでいる「兵庫県加東市」に伺いました。

　兵庫県の真ん中に位置する加東市は、平成18年に3町の合併によりスタートした人口４万人の市で、厚生労働省が実施した「第３回健康寿命をのばそうアワード」の自治体部門で優良賞を受賞。

　施策名は、「加東サンサンチャレンジ」と言い、「3か月で3㎏やせよう！」というもの。市民アンケートによると認知度は６０％を越えており、事業のスタート以来、毎年参加者が増え続けています。

　成功の秘訣は４つ。

①サンサンという親しみ安いネーミングと朝晩体重をはかってグラフをつけるだけという簡単さ

②保健師からのメールによる励まし…「無理せず、できるところから」

③「協賛店」を募集し地域ぐるみの機運アップ

この協賛店は、企画の告知協力と合わせて参加者へのプレゼントなどを提供する代わりに、加東市のケーブルテレビに「サンサンチャレンジの応援」と合わせて、無料でＰＲができる

④成功体験を市民から募集した「ダイエットのコツ１００選」が共感を呼んだ

これは、市民の成功体験に専門的な知見を加えた体験集で、参加者の共感を呼びました。

　こういった様々な企画の積み重ねの結果、多くの市民が参加し、まさしく大運動となったようです。加東市の良いところを活かして、福岡市の健康増進施策についても、多くの市民が参加できるような企画になるよう、提案していきたいと思います！

　「子ども市会」を開催している大阪市に視察に行って参りました。「子ども市会」は、小学校５年生・６年生と中学生を対象に、年１回（小学校と中学校とは隔年）夏休みを利用して開催されており、大阪市会の議員数と同じ８６人の子どもが参加します。

　「子ども市会」の流れは、実際の大阪市会と同じ会議の流れで進められており、議員がオブザーバー出席することも可能。子ども議員からの意見や質問については、その内容に関する所管局が答弁を作成し、答弁内容についても、事前に市長レクを実施していることから、子ども市会においての答弁内容が実際の施策に移された事例（中学校給食の改善など）もある。

　現在、福岡市では「子ども議会」という施策は実施されていないが、選挙権が１８歳以上に引き下げられることをはじめ、市民の皆さまにより政治・行政に興味を持っていただく上でも、有効な取り組みだと思います。

　アイランドシティに移設する新青果市場がいよいよオープン間近となり記念式典が開催されました。

　正式オープンは2月12日。福岡・九州各地の新鮮な野菜や果物の流通拠点として稼働します。これからは産地から各売場まで一定の温度管理の下で流通することができます。立地を生かしてアジアに福岡の食材が飛び立つ日も近い!!